まつもと けんた

松本 健太

株式会社アンフィニ代表取締役社長
1983年12月8日生まれ。京都市出身
大手通信業者の関連会社に勤務。その後、不動産会社勤務を経て前身のインフィニティ―ファームを創業。2016年に法人成りし、株式会社アンフィニを設立。
通信事業から運送、教育と多角的に事業を展開。

おかべ  れいこ

岡部 玲子

 1979年7月30日生まれ。東京都出身テレビ東京系オーディション番組にて選抜され、「ゆめっこ☆娘」としてデビュー。めざましテレビのリポーター・モデル・CM、現在はグリーンチャンネルの「中央競馬全レース中継」の司会など幅広く活動中。
2010年に結婚、2児の母としても奮闘中。ジュニアアスリートフードマイスター、アンチエイジングアドバイザー、書道6段、温泉ソムリエと多才

岡部

アンフィニさんは個人時代から含めて設立10年ですよね。
どうしてそんなに若く会社を立ち上げられたのですか?

松本

私は学生の時からいつか自分の会社を持ちたいと漠然とした夢のようなものがあったんですね。
まだその当時はどんな事業をとかでもなく、本当に漠然とですね、最初はそのレベルです。
しかし、社会に出てベンチャー系の通信会社に入ってから具体的になってきました。
私の入った会社はチャレンジする事はどんどん応援してくれるんですよ。でも停滞する事にはめちゃめちゃ厳しくって(笑い)
でも若い同僚や上司と新しい事にチャレンジしていくうちに、自分なりのビジネスプランがだんだん形になっていって、
最後は初志貫徹、25歳までにやろうって思いだけです。

岡部

不安とか無かったですか?

松本

そりゃあ不安だらけですよ。でも応援してくれる仲間や取引先もありましたし、
チャレンジする事の大切さを会社員時代に学びましたから、あとは振り向かず走ろうとね。

岡部

昨今、働き方改革やブラック企業など、企業の労働環境について社会的に話題になる事が多いですが、
松本社長はどの様に考えておられますか?

松本

確かに職場の環境づくりは大切ですよね。私もベンチャー企業に勤めてましたから実感しています。
ただ、私は会社が勝手に考える制度設計ではなく、働く仲間達と一緒に考える事が大事だと思いますね。
法人化して5年が経過し、この5年だけでも従業員の年齢や家族構成など色々と変化がありました。
労働環境の整備はいかに働く仲間達とマッチングさせる事ができるかが重要だと考えてます。
その為にもコミュニケーションを重要視してますね。

 

岡部

女性社員の雇用についてはどのようにお考えですか?

松本

弊社内でも非常に重要視しています。男女共同参画社会基本法の施行から約 20 年がたち、女性が社会で活躍すること、また その実現に 会社 が歩み寄ることは現代社会においてかなり浸透してきていると実感しています。弊社としても 女性職員が安心して勤め られるよう 産休や育休は絶対的な条件としています。

岡部

御社ならでは !ということ はありますか?

松本

アンフィニならではという 画期的なものは まだまだ模索中です。取り組みとしては、商談などの仕事 も男性社員同様に割り振りを 行い、女性社員の活躍の場を用意するとともに、男性社員への仕事の偏りを減らし、男性職員の 育休取得 も 進めています。

岡部

働く環境の改善に力を入れられているんですね。

松本

そうですね。私は中学を卒業してから人より早く社会に出たのですが、正直、今思えば、厳しい環境でした。当時はブラック企業なんて言葉もありませんでしたし、今では信じられないレベルですよね。その中で、どうやったら楽になるのだろうって模索してましたね。

 

岡部

そうですよね。当時って今ほどパワハラなんて言われて無かったでしたね。

松本

1日12時間以上働くの普通の環境でしたね。特に結果が悪いと中学しか出てないからだって決めつけられてしまいますし、年齢も最年少でしたから特に厳しくあたられましたね。

だたベンチャー企業って実績に対しては凄く認めて頂けましたので、徐々に自分の意見が通る様になり、「労働時間×能力×効率」 なら時間じゃなく効率を重視しようって自分なりの改革を進めて行きました。その結果、全体のモチベーションが上がって凄くいい実績ができたんですね。そういう経験が今に繋がってますね。

岡部

なるほど、そういう社長の経験が今のアンフィニ様の風土を作っておられるんですね。

松本

弊社の理念でもありますが、「人財」この 一言に尽きると思います。弊社で働きたいと思ってくれる人を何より大事にしたい。経営する上で最低限のベースは必要ですが、従業員がモチベーションを維持しながら働ける環境を心がけています。

岡部

なるほどですね。具体的には どのようなことを行っていますか?

松本

例えば仕事内容 ですが、従業員が自ら事業を計画 し、会社提案で採択され自分のやりたい事を職業にするといったことを実践させています。形式に囚われないベンチャー企業の強みですね。

岡部

仕事は与えられるイメージがありますが、業態に囚われず自身で仕事を選べればやりがいがありますね。

松本

我々の就職時代では、仕事内容  or  給料 or 人間 のどれか などとよく言われましたが、すべてが叶う職場でありたいと思っています 。従業員には自ら考えチャンスをものにしてもらいたいですね。

岡部

昨年より新たに教育事業もスタートされたんですよね。

松本

そうですね。春から学習塾の運営をはじめさせて頂きました。
現在の教育現場は非常に難しい問題を抱えていると考えています。体罰問題に始まり、教育方法も同様です。

岡部

メディアでもいろいろと問題提起されていますがどのように捉えられていますか?

松本

今の教育行政の考え方って基本、平均点の人以上の人向けですよね。高校や大学が無償化や補助をだしても、やはり、集団での授業の中で、ついていけなければ、声を上げにくくなりますし、声を上げなければ、またついていけなくなる。

この負の連鎖が始まると学校や授業、友達関係なんかも楽しく無くなってしまう。子供たちがそういうコンプレックスを持つ事でおきるハレーションが、いじめ問題や非行へと繋がっていってしまいます。そういう、声を上げれない子供たちをサポートしたいという思いではじめさせていただきました。

岡部

松本社長が手掛ける教育事業もまた、面白くなりそうですね。期待してます。
本日はありがとうございました。

さいごに

 松本社長にはインタビューに書き切れないほど色々なお話しをお聞かせいただきました。会社のビジョンやワークライフバランスなど非常にユーモアたっぷりにお話し頂き、とても楽しい時間でした。従業員の皆様の笑顔も印象的でアンフィニ様の将来が楽しみになりました。ぜひ松本社長のビジョンを叶えて、素敵で楽しい会社を築いて下さい。